[最終更新日]2025年4月9日 16時42分
令和6年1月1日に発生した能登半島地震では、上下水道施設の甚大な被害が発生し、特に、浄水場や下水処理場及びそれらの施設に直結した管路等、被災すると広範囲かつ長期的に影響を及ぼす上下水道システムの急所施設の耐震化が未実施であったこと等により、復旧が長期化しました。
災害時においても従前どおり水の使用を可能とするためには、水道と下水道の両方の機能を確保することが重要であり、重要施設に接続する上下水道管路の耐震化を計画的・重点的に進める必要があります。
このことから、上下水道一体で耐震化を推進するため、国土交通省から全ての水道事業者等及び下水道管理者に対し、「上下水道耐震化計画」の策定が要請されました。
熊本市上下水道局では、災害に強く持続可能な上下水道システムの構築に向け、対策が必要となる上下水道システムの急所施設や重要施設に接続する上下水道管路等について、上下水道一体で耐震化を推進するため、「熊本市上下水道耐震化計画」を策定しました。
熊本市では、災害に強く持続可能な上下水道システムの構築に向け、当面は上下水道で共通する重要拠点17施設の耐震化を完了することを目指し、このうち令和7年度から令和11年度の5年間では、上水道においては令和7年度に実施する耐震診断の結果をもとに対策が必要な施設、下水道においては下水処理場内の埋設管および躯体間の伸縮継手部を優先して耐震化を実施します。また、対策が必要な避難所等の重要施設に接続する上下水道管路等について、令和7年度から令和11年度の5年間では、上水道においては配水池から災害拠点病院等の重要な施設に接続する管路、下水道においては処理場から災害拠点病院等の重要な施設に接続する管路を優先して耐震化を実施します。
令和7年4月~令和12年3月
詳細な計画内容については、以下のリンクからご覧いただけます。
市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。