[最終更新日]2012年2月21日 18時57分
熊本市の水道は、大正13(1924)年11月27日の給水開始以来、水源の100%を地下水で賄っています。
50万人以上もの人口の水道水が地下水で賄われている都市は、熊本市以外に例を見ません。
しかし、近年の都市化の進展や地下水利用の増加など、地下水を取り巻く環境は質・量ともに厳しい状況になっています。
水の科学館は、熊本市民共有の財産である地下水とその地下水を水源とする水道、そして水循環を守る下水道について関心を持っていただくために、設置されています。
水道・下水道をはじめ水全般について、見て・触れて・遊びながら楽しく学習できます。
展示フロア(584m2)
1.くまもと水再発見、2.空の国、3.地下の国、4.大地の国、5.つながりの国、6.海の国
学習フロア(124m2)
水の実験室わくわく
交流フロア(207m2)
研修ホール:120インチスクリーンを備えた160人収容のホール。図書コーナーも有ります。
管理フロア(164m2)
事務室(38m2)
受付:受付、案内、授乳室などの自由スペース(42m2)
収蔵室: 展示準備物の収納(42m2)
倉庫:備品などの保管(42m2)
共通フロア
トイレ:世界のトイレ(83m2)、機械室:中水道システム(63m2)、電気室(20m2)
導入スペース | くまもと水マップ | |
水と関わりの深い熊本の食、くらし、信仰など水全般について学べる導入スペース。 | 床に描かれた阿蘇山麓から熊本市内にまたがるグラフィックの地形地図。くまもとの水が恵まれている理由がこの地形地図によって良く分かります。 |
水の旅出発ゲート | 映像シアター | |
これから5つの国(雲、大地、地下、つながり、海)へ水の旅へパスポートを持って出発! | ウォッタ君と一緒に「水が海から空へそして大地へと循環し、生活用水として使われて下水道に流れて再び海へ戻る。」という「水の大循環」を旅して学べる映像シアター。 |
地下の国(地下水の仕組み) | 大地の国 | |
大地に降った雨水が、地下に浸透して地下水となる過程を、雨に見立てたボールを阿蘇山麓に降らせる(投げる)ことで、・見て・触れて・遊びながら地下水の仕組みを学べるコーナーです。 | 加藤清正の治水事業や地下水のかん養域・保全活動などを学べるコーナーです。 |
水道の仕組み | 音聴棒体験 | |
上下水道施設をタッチパネルを操作して、360度のパノラマ映像で見ることが出来る大型モニターや水中ポンプなどの展示物があり、水道水が家庭に届くまでの仕組みを学ぶことができます。 | 音聴棒を使って、水道管の漏水音を発見する体験ができます。 |
下水道の仕組み(入口) | 微生物の働き(攪拌装置) | |
下水道の役割や環境に配慮した汚泥リサイクルを紹介。浄化センターのしくみを楽しく学べるように「浄化のしくみ探検!」で汚水がきれいになる過程を体験的に学べるようになっています。 | 微生物に見立てたカラーボールが、汚れと反応して混ざりあっている反応タンク内の様子を楽しく学ぶことができます。 |
見学した後に、感想や意見を壁の干潟に掲示するスペース | 手袋には、ムツゴロウ、シオマネキ、シャミセンガイが描かれ、手袋をつけて両手を組み合わせると、これらの生き物を手ですくってみることができます。 |
水に親しむ憩いの場として、水の科学館の中央部に設置しています。中池の水は外池の水と同じく中水道システムによる雨水を利用しています。
モニュメント | アルキメデスのポンプ | |
不思議な動きが楽しめるステンレス製の高さ6メートルの水車です。 球体は「地球」をイメージしています。 |
あら不思議!?ハンドルを回すと水がどんどん上に登っていきます。 |
手押しポンプ式放水銃 | 手廻し揚水水車 | |
手押しポンプで水を当てて水車を回します。 | 水車を回すと水が揚ってきます。 |
手押しポンプ | 人口湧水池 | |
昔なつかしい手押しポンプ。井戸水をくみ上げるときに使っていました。 | 阿蘇山、熊本平野、有明海と地下水の流れをイメージした中水道利用の湧水池です。 |
水の実験室わくわく | 実験室内 | |
平成12年10月の開館10周年を機に設置しました。理科に精通した科学実験指導員が在席していますので、いつでもご利用ください。 | さまざまな実験器具を使った不思議で楽しい実験を通して、水に関する学習を体験できます。 |
中水用ろ過機 | 漏斗(じょうご)型の屋根 | |
屋根に降った雨水を集め、ろ過滅菌して、中池・外池の水やトイレの洗浄水に再利用しています。 | 雨水を集めるために、屋根の形に工夫を凝らし「漏斗(じょうご)型」になっています。屋根に降った雨水が32本の柱を通って中池と外池に入るようになっています。 |
研修ホール
120インチスクリーンがある160人収容の多目的ホールです。
図書コーナーも備えています。
全景 | 太陽光発電設備 | |
公共建築物への再生可能エネルギー導入を促進するため、平成25年4月から、科学館の屋根に太陽光発電設備を設置しています。 | 発電出力は、10kw。日量30kwh、年間11,000kwhの発電を予定しています。発電した電気は、全量売電しています。 |