[最終更新日]2024年6月24日 17時21分
熊本市では、平成25年4月1日から、南部浄化センターにおいて、下水汚泥固形燃料化施設の運用を開始しました。本施設は、バイオマス資源である下水汚泥から燃料化物(炭化固形物)を製造し、燃料として有価で供給するものです。下水汚泥の資源化を促進するとともに、温室効果ガスの削減による地球温暖化防止に貢献します。
熊本市の下水汚泥固形燃料化施設は、低温域(炭化温度:250~350度程度)で炭化を行うことで、燃料化物に求められる高発熱量・低臭気・低自然発火性の3大要件を同時に満たし、石炭代替燃料としての価値や適用性を高めた技術(低温炭化方式)を採用しています。
また、従来の焼却処理と比較して温室効果ガスを低減することが可能であり、炭化物の石炭代替利用も含めてCO2(二酸化炭素)削減効果が高い施設です。さらに、浄化センター内で発生する消化ガスを補助燃料として有効利用するとともに、施設の排ガスから熱交換器により得られた温水は、消化槽加温に利用されます。
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下水汚泥固形燃料化施設について、詳しくは下水汚泥固形燃料化施設(パンフレット)をご覧ください。