[最終更新日]2023年7月31日
消化ガスとは、下水処理で発生した汚泥が消化槽の中で微生物により分解されるときに発生するメタンとCO2を含んだ可燃性ガスのことです。
熊本市の浄化センターでは、消化ガスを消化タンク(汚泥消化槽)の加温や給湯などに使用していますが、処理場経費のさらなる削減と温室効果ガス排出削減を目指し、消化ガスを燃料とした発電事業に取り組んでいます。
発電方式
ガスエンジン方式(500kW×1台)
発電量
約189万kWh/年(令和4年度実績)
温室効果ガスの削減量
年間約559t-CO2を削減できる見込みです。 (令和4年度CO2排出係数 0.296kg-CO2/kWh)
電力の利用・排熱の利用
発電した電力は中部浄化センターで使用します(中部浄化センターの電力使用量の約20%に相当)。また、発電の際発生する排熱は、消化タンクの加温などに使用します。
発電方式
マイクロガスエンジン方式(25kW×17台)
発電量
約404万kWh/年(令和4年度実績)
温室効果ガスの削減量
年間約1,195t-CO2を削減できる見込みです。 (令和4年度CO2排出係数 0.296kg-CO2/kWh)
電力の利用・排熱の利用
発電した電力は東部浄化センターで使用します(東部浄化センターの電力使用量の約40%に相当)。また、発電の際発生する排熱は、消化タンクの加温などに使用します。