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水道の仕組み

かけがえのない坪井川の水(其の十七)

農民による八景水谷水源地設置に反対する動きについては、かねてから春日警察署(現在の熊本南署)の知るところにあり、農民たちが熊本市に向かって動き出したこの日、鈴木署長は、不穏な動きを察知するや、自ら部下を率いて、春日町の鉄道踏切に待ち受けました。

午前10時半、この踏切で農民の行く手をさえぎった鈴木署長は「無謀なことはやめて、直ちに村へ帰りなさい」と警告しました。当時、警察といえ ば、人民に対して、かなりの威圧感があった時代です。しかし農民たちは口々に市との直接交渉を叫んで、行進を続けようとして、押し問答になりました。鈴木 署長は「自分が責任を持つ。市当局から、一両日中に明確な回答をさせる」と約束し、やっと農民たちの動きを止めることができました。

同日、鈴木署長は、この約束を実行して、市役所で佐々木助役と会い「事態が農民の集団行動にまで激化したからには、もはや口先だけではいけない。責任ある回答を」と注意しました。

2日後、城山小学校校庭には、鈴木署長との約束どおり市の正式回答を聞こうと、城山、小島地区の農村たちが集まりました。
佐柳市長が上京中で不在のため、佐々木助役らが、市参事会、市議会委員会の決定に従い、「水源地の変更は出来ないが、損害に対しては誠意を持って 補償する。」と弁明しました。しかし、農民の強い怒りを静めることは出来ず、収まる気配の無いまま、助役らは立ち往生してしまいました。

同日は、事態の悪化を心配した石塘堰水利組合の特別委員も出席し、熊本県の意向を農民に伝えましたが、「水道は単に衛生上の一設備にすぎない が、灌漑水はわれわれの生活に直接関わる重要なもので、この坪井川の水は一滴でさえも、われわれの生命の問題である。八景水谷水源地は、いかなる条件でも 絶対認めない。認可申請書を取り下げよ」という声が強く、この県の仲裁案もはねつけられてしまいました。

つづく

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