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ダクタイル鋳鉄管

[最終更新日]2024年2月14日

水道管の種類
 水道管には、鋳鉄管、ダクタイル鋳鉄管、鋼管、硬質塩化ビニル管などが用いられます。このうち、最も使用されている管種が「ダクタイル鋳鉄管」です。

ダクタイル鋳鉄管とは

鋳鉄とは、鉄・炭素(含有量2%以上)・ケイ素からなる鉄合金です。強度が比較的大であり、耐食性がある。切断が比較的しやすい。などの長所がありますが、炭素が筋状に入るため、衝撃に弱いという短所もありました。ダクタイル鋳鉄管は、鋳鉄管に含まれる炭素を球状にすることで、強靭性を高め衝撃に強くしたものです。「ダクタイル」とは「柔軟な」という意味です。

鋳鉄管 ダクタイル鋳鉄管
(1)鋳鉄管の顕微鏡写真 (2)ダクタイル鋳鉄管の顕微鏡写真

また、継手の種類にもよりますが、地震による地盤の揺れやズレにあわせて、柔軟に「曲がる」ことができます。こうした性質から、地震に対して非常に強い管種と言えます。

曲がる水道管
(3)曲がる水道管

                           (引用元:写真(1)~(3)日本ダクタイル鉄管協会HPより)

 平成28年度熊本地震における管種別被害率

平成28年度熊本地震における管種別被害率(管延長1kmあたりの被害箇所数)は、鋳鉄管 0.40 件/km、鋼管(溶接継手) 0.12 件/km、鋼管(その他 )0.55 件/km、塩化ビニル管 0.18 件/kmでした。それに対して、ダクタイル鋳鉄管(その他)は 0.05 件/km、また、本市が計画的に整備を進めてきたダクタイル鋳鉄管(耐震継手)においては被害はありませんでした。管種別被害率        (引用元:「平成28年(2016年)熊本地震水道施設被害等現地調査団報告書 平成29年3月」 厚生労働省HPより)

熊本市におけるダクタイル鋳鉄管の布設状況

熊本市では、昭和54年にダクタイル鋳鉄管を採用し布設を開始しました。平成15年からは口径150ミリ以上の管に、平成17年からは口径75ミリ以上の管に、ダクタイル鋳鉄管(耐震継手)を採用しています。水道管の耐震化について、詳しくはこちら→水道管の耐震化について

連絡・お問い合わせ先
  • 計画調整課 水道計画班 (TEL)096-381-3021 (FAX)096-382-8760
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