最近、お客さまのご家庭を訪問し上下水道局の名前を使って、水道の水質検査を行い高価な浄水器などを販売するトラブルが増えています。
「水が濁る」「味が変」などの理由で水道水の検査依頼があった場合は、上下水道局からご家庭に出向き水質検査を行っていますが、突然訪問することはございません。
また、次のような方法で水道水が汚れているように見せて不安を煽り、浄水器の販売を行う場合がありますのでご注意ください。
〇水道水に溶液や粉末を入れ、黄色やピンクに着色する反応を水道水が汚れているように見せる
※塩素の入っている水は、DPD試薬という白い粉を入れるとピンク色に染まります。 塩素は、水道水に雑菌が繁殖しないよう水道法で注入しなければならないと定められています。
DPD試薬でピンク色になるかの検査は、上下水道局をはじめ、飲料水を扱っている事業者は毎日検査をしています。ピンク色になることは塩素が効いているという安全の証です。
〇水道水に2本の電極を入れ、通電すると茶色の沈殿物が出てくる
※沈殿物は鉄とアルミの電極が溶け出したもので、水道水から出ているわけではありません。