[最終更新日]2023年5月22日
熊本地震の経験から、災害時におけるトイレや生活用水の確保が課題に挙がりました。これを受けて、熊本市では市内各避難所に「マンホールトイレ(※1)」及び「貯水機能付給水管(※2)」の整備を進めています。
しかし、整備が進むにつれ、運用上の課題が明らかになってきました。それは、災害時の避難所は多くの役割を担うため、避難所でのマンホールトイレ等の開設作業が遅れる懸念があること。また、配備数の増加によって、上下水道局職員のみでは市内各所にある避難所への迅速な支援が難しいことでした。
このような課題解決のため、上下水道局は下記の3事業者と「マンホールトイレ」及び「貯水機能付給水管」の設置・運営支援に関する協定を結び、災害発生時において、早急にライフライン確保ができるよう避難所支援体制を構築しました。【参考】災害時支援協定のイメージはこちらをクリック
協定書の締結にあたっては、下記のとおり調印式を実施しました。
記
1 日 時 令和2年(2020年)10月21日(水) 午前10時00分~午前10時40分
2 場 所 熊本市上下水道局 別館 3階 大会議室
(〒862-8620 熊本市中央区水前寺六丁目2-45)
3 出席者 熊本市上下水道事業管理者
熊本市管工事協同組合 代表者
公益財団法人 熊本市上下水道サービス公社 代表者
公益社団法人 日本下水道管路管理業協会 代表者
調印式の様子
※1 マンホールトイレ
下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やテントを設け、災害時において迅速にトイレ機能を確保するものです。
※2 貯水機能付給水管
平時は通常の給水管ですが、地震等の災害時に水道本管が断水したときは、タンク容量分の水道水を確保でき、非常用飲料水の提供ができます。
【お問い合わせ先】
マンホールトイレに関すること ⇒ 下水道維持課
貯水機能付給水管に関すること ⇒ 給排水設備課