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水道の仕組み

待望の通水開始!(其の二十)

[最終更新日]2012年2月21日

水源地に関する問題はすべて解決し、待望の水道施設の工事に着手することになりました。

大正11年8月、旧熊本藩主細川侯爵家の好意により、永久無償貸与を受けた立田山中腹の土地に、配水池築造工事を始めました。当時は、ブルトー ザ等の重機がなく、つるはしとシャベルで掘り出した土や岩をモッコで担いで運ぶという難工事で、約十ヶ月後の大正十二年五月に、ようやく完成しました。こ の配水地の容積は、七千五百立方メートル。給水人口二十万人に対し、一日平均給水量の八時間分が貯水可能でした。

一方、八景水谷での水源地工事は、用地買収後、二つの井戸のさく井工事から取りかかりました。続いて、八景水谷水源地から立田山配水池に達する送水管の工事を行い、その後、市内各所への配水管工事も順調に進めていきました。

こうして大正十三年十一月二十七日午前十時、明治四十三年以来十五年もの長い歳月を費やし苦心を重ねてきた上水道が、ついに完成しました。通水式は、花畑町の元陸軍歩兵第23連隊跡地(現在:花畑町)で開催され、電車通りには、装飾した大きなアーチを設置して、高橋市長はじめ県・市会議員、各界 関係者や県外からの来賓など千五百人が式場を埋め尽くし、通水を喜び、祝いました。

この通水開始によって、熊本市民は、台所の蛇口をひねれば、良質な地下水をもととした水道水を自由に使うことができるという生まれて初めてのことに驚嘆しました。まさに、水道は、‘魔法’のように思えたことでしょう。

熊本市の水道事業は、その後、時代の幾多の試練を受けつつも、順調に拡大を続けていき、家庭生活や産業活動を支える重要な役割を担うライフライン事業として、今日なお、市民生活への貢献のため、事業発展を続けています。(終)

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