[最終更新日]2024年6月19日
平成28年4月の熊本地震において、下水道施設は未曾有の被害を受け、市民生活に大きな影響が生じ、下水道のライフラインとしての重要性が再認識されたところです。
熊本市では、令和3年3月に熊本市下水道総合地震対策計画(第2期)を策定しました(計画期間:令和3~7年度)。地震の発生時にも下水道施設の最低限の機能が確保できるように、この計画に基づき、施設の耐震化、下水道機能のバックアップ対策、マンホールの浮上防止対策等をすすめています。
災害拠点病院、一時避難所、防災拠点から浄化センター間の管路施設の耐震化を実施します。
(出典:国土交通省資料)
人命の確保および早期の処理機能の確保(揚水、滅菌、簡易処理、二次処理)を考慮して、
浄化センター・ポンプ場施設の耐震化を実施します。
被災時においても市民生活に影響を与えることなく処理機能を確保するために、浄化センターを対象として、非常用発電設備の設置を行いました。
被災時の避難所等でのトイレ使用の確保のため、マンホールトイレの整備を進めています。また、熊本市地域防災計画で避難所として位置づけられている、市内の小・中学校および防災拠点のうち、下水道区域内にある学校施設を対象に設置を行っており、令和5年度末時点で78施設(390基)の整備を行いました。
なお、令和11年度までに合計126施設(630基)の整備を予定しています。